命から生まれた革


革は製品の材料でしょうか。
それとも、材料以上の物でしょうか。

動物から「動き」が失われ、
【物】となって人の手に渡る革は、
人類最古の素材と言われています。

ここ青森では、50年ほど前まで
動物の肉・皮・毛を余さず使い尽くし、
纏い、寒さを凌ぐ風習が根付いていました。

そのおかげでしょうか。
この土地に住む人々は、
動物や自然への畏敬の念が強いと感じます。

 

【 五分 】は青森県五戸町から発信する
馬革のブランドです。

五戸(ごのへ)は古くから馬の町として栄え、
人と馬とが支えあって暮らしてきました。

時代の流れにより、馬に乗る人は減りましたが
馬肉や桜鍋は町の名物として親しまれています。

その副産物である「馬皮」は
活用が難しく廃棄されていました。

革産業のほとんどが
海外から輸入した皮を原料とするなかで、
五分は国産の馬革づくりに挑戦し、
人の手に渡るプロダクトを手掛けていきます。

 

五分は青森県が実施している
<アグリ産業分野>の研究対象に選出されました。
2024年春の発売をめがけ試作を進めています。
販売開始までお楽しみにお待ちくださいませ。